イラナは、内モンゴル東北に広がるホルチン地方の大草原に生まれ、 幼少時代をホルチン地方で遊牧民とともに暮らす。 6歳で馬頭琴を始め、啓蒙(教えを導いてくれた)先生は馬頭琴の巨匠エルデンダライ。 女性奏者がほとんどいなかったこの楽器を敢えて選んだ。 「蘭州青少年音楽コンクール」で優勝するなど、その頃から頭角を現していた。 小学校卒業とともに、さらに馬頭琴を学ぶため 単身内モンゴルの首府フフホトに移り、 名門の「内モンゴル芸術大学中等部」に入学。 馬頭琴の巨匠の一人ダルマに師事。